パート1/
パート2/パート3/パート4/パート5/より続きです
「兵庫じばさん」ツアー
大トリは
丹波市青垣町の
「丹波布」
兵庫の地場産業の中でも
私が特に大好きな
「丹波布」は
畑で栽培された綿
手紡ぎによる木綿糸
やしゃぶしの実、栗のしぶ皮、こぷな草など
天然染料による染色
同じく手紡ぎの絹のつまみ糸
そして手織であることが特徴
雪深い地域の冬期に
農家によって盛んに織られ愛用されてきた
素朴な織物
明治末期には機械織機に押され
衰退したが昭和に入り
丹波布技術保存協会が発足し
現在はここ
丹波布伝承館で
地元の方々を中心に継承されている
丹波布の伝承に携わられているのは
ほとんどが女性
お話を聞かせて頂くと
「昔は貧しくて木綿糸を藍染めの染工所に出せなかったから
木の皮や実、草で自分達で染色してね」
「丹波布に青色が少ないのはその為なんよ」
「絹糸は高くて買えなかったから緯に少しだけ使ったのが
つまみ糸として丹波布の特徴になったんやね」
女性陣はこう続けます
「ただ伝承していくだけじゃね」
「昔のいいところは受け継ぎつつ
自分達で楽しくやってるんよ」と
TVや雑誌で目にする
世の女性の方々向けの特集やCM
いかに若く見せるか?
いかに綺麗になるのか?
アンチエイジングとか?
ラグジュアリーとか?
セレブとか?
そんな事ばかりが
目に映り聞こえてきます
もちろん女性が美しくなる事は
大賛成!
だけど
ここの女性陣
皺もいってます
白髪も目立ちます
マニキュアもエクステもしてませんが
皆さんキラキラ輝いていてます
帰り際に綿の種を頂きました
来年の春頃に種まきです
その頃には本間さんのbrown by 2-tacsから
丹波布を使ったアイテムが発売されるかな?
「兵庫じばさん」ツアーを敢行して
感じた事
地場産業の現場を支える人々の
お人柄の良さ
ふらりと訪れた
けったいな我々4人組に
話をしていただき
無理なお願いも聞いていただき
おもしろい企画があがりそうです。
ありがとうございました。
おっと忘れてた!
神戸ファッション協会の酒井さん
いつも段取りの黒子役ありがとうございます。
岡部さんのblogでは主役級に目立ってますがね
本日のipodシャッフル 意識改革と心の開放/TURTLE ISLAND